徳島
徳島県(とくしまけん)は、四国地方または近畿地方(近畿2府7県)の県。四国の東部に位置する。粟がよく獲れたことから、昔は「阿波(あわ)の国」と呼ばれていた。
吉野川や四国山地、紀伊水道をはじめとする自然が多く残っており、鳴門の渦潮や祖谷渓、大歩危・小歩危などの観光資源を有する。そして又、農作物の生産も盛んであり、その多くが近畿へ出荷されている。特に、近畿の人が食べる野菜や果物では、徳島県産が占める割合は全国一高く、正に「近畿版の北関東」といえる。
明石海峡大橋や大鳴門橋が開通する前から、400年以上にわたって近畿(特に京阪神)との繋がりが大きく、特に徳島市などの沿岸部でこの傾向が大きい。政経両面において、近畿の一員として扱われる場合もある。
四国に属しているが、歴史的にも四国島内の他の地域や、山陽の岡山市や尾道市や広島市との繋がりは、内陸部(池田町など)以外は小さい。尚、大阪の民放各局のニュース番組では、困惑を招かぬよう「近畿と徳島」という表現がなされている。
希に映画の舞台として用いられることがあり、有名なものでは「男はつらいよ 寅次郎かもめ歌」や「虹をつかむ男」の舞台となった。
県北部の徳島平野を除いては全体的に山地の多い地形で、特に徳島平野以南に峙える四国山地は、西日本でも有数の険しい山岳地帯となっている。この山々は昔から現在に至るまで徳島県内の物流や交流の大きな障碍となって来た。その一方で、山間部からは吉野川、勝浦川、那賀川など、水量の豊富な河川が多数流れ出しており、豊かな水資源をもたらしてくれている。河川が少なく水不足に陥りやすい隣の香川県とは対照的であるが、逆に治水に長年悩まされている。また那賀川下流域ではほぼ毎夏、工業用水などの渇水が深刻化している。気候は県内のほぼ全ての地域が太平洋岸式気候のエリアに属し、温暖多雨であるが、吉野川以北の一部地域では瀬戸内海式気候に属するエリアも存在する。
徳島では野菜の生産が盛んである。特に吉野川北岸地域・河口付近ではさまざまな野菜が栽培され、主に関西方面へと出荷されて行く。徳島の農産物は関西の市場で常にトップシェアを誇っており、中でも鳴門金時に代表されるさつまいも、すだち、れんこん、いちごに置いては他地域の追随を許さない程のブランド力を築き上げている。
夏季に冷涼な山間地を生かした、いちごの通年出荷体制は全国に先駆けたものである。 ただ東京方面へあまり出荷されていない事から、全国的には知名度が低いのが悩みの種。現在は徳島県が「新鮮なっ!とくしま号」と名付けたキッチン付きの大型トラックで徳島の農産物の売り込みを行っており、関西のみならず全国的なブランド力アップに力を入れている。 |